FrameMakerでのpgwideの動きについて

FrameMakerでDITAを扱う場合、構造化データを確認しながらレイアウトも確認・調整できるため
操作と扱いに慣れてしまえばとても有用なアプリケーションになると思われます。

FrameMakerはDTIA表でpgwide 属性を利用しOASIS 交換表モデルに準拠しています。
この属性は1=ページ幅、0=カラム幅を示します。

それで実際にDITAで表を作成し、FrameMaker上で表レイアウトを見ながらpgwide属性の値を
切り替えて動作を確認してみようと思う。

ただ、そのままでは動作の確認ができない
利用するDITAモデル毎に設定されているEDDファイルにおいてtable要素にpgwide属性を
定義してあげないと画面上に属性値が表示されないので注意すること。

WS000049

また、ページ幅とカラム幅で表のレイアウトが切り替わることを確認するためには
表がレイアウトされているページのカラム数が複数カラムになっている必要があるので
注意すること。1カラムのページ上では数値を切り替えても全幅にはなるかもしれないが
いったん全幅になった後は変化をみることはできない。

FrameMaker側でデフォルトで用意されているDITA用のデフォルトのテンプレートでは
FrameMaker独自の横見出しテンプレートが設定されている。横見出し部分はカラムとは
認識されないのでここも勘違いしないようにしなけれればならない。
あくまでもコラム数を複数にする必要がある。

上記の条件をクリアした状態で、pgwideの属性値を0,1と設定してみると
表幅がページ幅とカラム幅に変化することを確認することができる。

※ pgwide動作確認のための必要設定は以下の通り

  • EDD側でpgwide属性を定義する。
  • RWルールでtable要素に「attribute “pgwide” is fm property page wide;」が定義されていること。
  • レイアウトページが複数コラムとなっていること。