FrameMakerのditaval対応について

FrameMakerでは、各種段落やテキストに対して表示・非表示の属性を持たせることができる。
コンディショナルテキスト情報としてFrameMakerでは管理されていた。
現在ではDITA導入となりditavalでの運用も可能となっている。

機能としては非常に似ている
コンディショナル機能
ditaval機能
だが効果としては若干の違いがある。

簡単にいうと構造化情報を意図するditaval機能に対して
コンディショナル機能では構造は意図せず属性が設定されているか否かに基づいて
適用される。

以下のような定義をしてみた。

<bookmap>
∟ <chapter>
∟ <concept>
∟ <title> sample title text </title>
∟ <conbody>
∟ <section product=”productA” >
∟ <p otherprops=”otherA” > sample AAA text </p>
∟ <p otherprops=”otherB” > sample BBB text </p>

この場合、ditavalにてotherAを表示としてproductA,otherBを非表示に設定する。
すると構造を認識するditavalの機能ではsection以下がすべて非表示となる。

しかし、コンディショナル機能で同じような設定を適用した場合は、
otherAが表示設定となっているため、なんと…
ダミーのsection要素が自動で生成されてotherAが表示された。
構造の考え方が適用されないと考えられる。

dita+FrameMakerでの運用を考えた際にはコンディショナルを利用することは
避けるべきであり、ditavalでの運用を考えるべき